皆さんは子どもに絵本の読み聞かせをしますか?
どのように読み聞かせていますか?
ほとんどの人が、文字をそのまま読んでいるだけだと思います。
でも、いつもと違う読み聞かせをするだけで、「考える力」「読解力」「伝える力」も身につきます。
驚きですよね!
ではその方法を詳しくお話していきますね(^o^)
①読み聞かせで「考える力」「読解力」「伝える力」を育める!?
②こんな読み聞かせがあるの!?アメリカの絵本の読み聞かせ方法
③考えを人に伝えるということは訓練が必要
④まとめ
①読み聞かせで「考える力」「読解力」「伝える力」を育める!?
絵本の読み聞かせの効果として
・親子のコミュニケーションを図るため
・ 感情や情緒を育み、創造的で、個性的な心の働きを豊かにするため
・道徳的な意識や価値観を養うため
・ 本好きになってもらうため/活字に慣れてもらうため
・ 集中力を養うため
・ 語彙力を高めるため
大体こんな感じでしょうか。
絵本の読み聞かせってすごい効果がたくさん得られます。
日本での読み聞かせというと、お母さんは子どもの顔と絵本を交互に見ながら、子どもとの会話をはさまずに、絵本を読んでいく傾向があります。
日本の親子は読み聞かせのときに話をせず、やりとりをしません。
私も、文字を淡々と読むだけで子どもとやりとりはほとんどしませんでした。
でも、そのやり方では、「考え力」「読解力」「伝える力」は育まれません。
ではどんな読み聞かせ方法をすればよいのでしょうか。
②こんな読み聞かせがあるの!?アメリカの絵本の読み聞かせ方法
アメリカでは、読み聞かせをする親は、「絵本はことばを教える教材である」と考えています。「勉強」として絵本の読み聞かせをしています。
アメリカでの絵本の読み聞かせは、親が子に問いかけ、子どもがそれに答える(あるいはその逆)というやり方です。
その方法は
ダイアロジック・リーディング
と呼ばれるます。
ダイアロジック・リーディングとはニューヨーク州立大学のグローバー・ホワイトハースト博士らの研究チームが開発し、提唱した読み聞かせの方法です。
ダイアロジック・リーディングは、「考える力」「読解力」「伝える力」が育まれるだけでなく、上記①で挙げた絵本の読み聞かせ効果を更に高めることができます。
{ダイアロジック・リーディングの具体的な方法}
・「何質問」で尋ねる。「何」「どこ」「いつ」「なぜ」「どのように」首をふるだけで答えられるはい/いいえという一般疑問文をさける。
・子どもが絵本に出てくる物の名前を知っている場合は、それを描写する質問(形、色、部分、動作など)を尋ねる。
・子どもの発話をリピートし、それが正しいことを示す。
・子どもの発話を助け、子どもにことばのモデルを示す。
・「いいこと言ったわね」「その通り」「よくできたね」と子どもをほめ、発話を促す。
・子どもの興味を反映させる。子どもが興味を示した絵、話そうとしたことをチャンスと捉え、子どもの発話を促すようにする。
・楽しむ。絵本を読むことがおもしろいと感じさせるように、ただ単に文章を読むのに対し、ゲームのようなやりとりを楽しむ。
③考えを人に伝えるということは訓練が必要
アメリカ人の家庭や幼児教育の現場の読み聞かせでは、次の2つの問いかけが頻出します。
「あなたはどう思う?(What do you think?)」
「なぜそう思う?(Why do you think so?)」
この2つの問いはセットにして使うことでより効果を発揮します。
日本人は「なぜ?」と質問されることや人前で意見を伝える事が苦手な人が多いですよね。
しかし、欧米の子どもたちは小さなときから当然のように親から聞かれ、自分の考えていることを言葉にして表現する訓練をしてきています。
「考える力」「伝える力」は、小さなときから経験を積むことでしか身につかないのです。
④まとめ
今まで、文章を読むだけだった読み聞かせですが、質問を投げかけることで「考える力」「読解力」「伝える力」が身につきます。
私は、質問を考えるのに初めは難しさを感じましたが、「どう思う?」と聞いたり、「これは何?」という簡単な質問をいくつかしたり、子どもが「〇〇!」というと「〇〇だね」とオウム返しをして、楽しんでいます。
ちなみに主人は、以前から日常生活の中で娘に対し、「どう思うの?」「どうしたいの?」「何でそう思うの?」をよく使っています。
確かに質問すると、娘なりに「ん〜えっとね・・・」と考えるんですよね。
質問の答えになっていないことも多いですが、たまに予想外の答えが返ってくるので、関心させられます。
絵本の読み聞かせにも是非、「どう思う?」「何でそう思う?」など会話を交えて、いつもと違った方法で楽しんでみてはいかがでしょうか٩(๑´3`๑)۶