子どもが産まれたら、普段の言葉遣いに気をつけるようになった。という方も少なくはないと思います。
私は娘が産まれたときから、「娘が真似するから言葉遣いを直したほうがいい。」と主人に散々言われ続けてきました。
今でもたまに、子どもに聞かれてほしくないような言葉がでてしまうことがありますが、以前より改善できているように思います。(主人に注意させることは無くなりました(^O^)v、
子どもが話せないうちはどんな言葉遣いをしても大丈夫。と思っているあなたは危険です。
子どもはお腹にいる間に聴覚が発達し、あなたの言葉をしっかりインプットしていますよ!
語彙力は環境で決まりますから。
では詳しくお話していきます\(^o^)/
①質の良い言葉がけが豊かな語彙を育てる
②3歳までは言語能力の吸収率が高い
③0歳からの語りかけのポイント
④ワンランク上の言葉がけ
⑤まとめ
①質の良い言葉がけが豊かな語彙を育てる
言語は生まれ持ったものではなく、育つ環境の中で習得していくものなので、環境の影響が大きいです。
周りの大人、つまり親が日常的に使う言葉が豊かであれば豊かな語彙が育まれるということです。
子どもにとって、知っている言葉の数が豊富だと、文章を読むときの負担が少なく、内容理解もスムーズになります。
さらに語彙力は、コミュニケーション力、表現力、そして創造力へもつながっていく大切な力です。
私は、子どもが様々な語彙に触れられるように、言葉を選ぶようになりました。
たまにでちゃうんですが、相手が不快になるような言葉とか、「マジ」とか「ヤバイ」とか使わなくなったと思います。
②3歳までは言語能力の吸収率が高い
赤ちゃん聴覚はお母さんのお腹にいる7か月頃から発達し、周囲の音や声を聴いているといいます。
それらの聞いた声や音は、こどもの中に吸収され、ため込まれて、やがて誕生後に発せられる言葉の基礎となります。
3歳までの子どもは「無意識的記憶」というものがあります。
見たもの、聞いたもの、触ったもの、味わったもの、嗅いだものすべての感覚を、写真で撮るようにそのまま、意識をせずにドンドン吸収する凄い力のことです。
0~3歳までは、できる限り多くの良質な情報のシャワーを浴びることが有効です。
③0歳からの語りかけのポイント
赤ちゃんに語りかける時のポイントは
☆口元をよく見せる
☆ゆっくり話す
☆普段よりも高めの声で話す
☆口元をよく見せる
赤ちゃんは声がどのように発せられるか不思議に思っています。
口元をじっとみたり、手で触ろうとするのはそのためです。
口を大きく動かして、よく見せてあげましょう。
☆ゆっくり話す
子どもと大人のペースは違います。話す時はゆっくり、はっきりを心がけましょう。
☆普段よりも高めの声で話す
いつもより高いトーンで、ゆっくり、抑揚をつけて話す(マザリーズ)ことは赤ちゃんにとっても聞き取りやすく、理解しやすいため、言語獲得がしやすくなります。
④ワンランク上の言葉がけ
物の名前を覚えるのに「セガンの3段階レッスン」という語りかけがあります。
「セガンの3段階レッスン」
第1段階「これはりんごだよ」「これは犬だよ」と物の名前を伝える
第2段階「りんごはどれ」「りんごをちょうだい」と聞く
第3段階「これはなに?」と聞く
第1段階{見たことがある。でも名前は知らない}
0歳から1歳の間は第1段階に徹します。本物を見せるのが良いでしょう。
写真、本、ミニチュアなどでもOKです。どんどん物の名前を聞かせてあげましょう。ここでは一切アウトプットは求めません。
第2段階{見たことがあり、名前も知っている。でも発語できない}
1歳を過ぎて物の名前を言えるようになったら第2段階へ移行します。
3個ほどの物をみせ、名前を聞かせたあとに、「〇〇はどれ?」と聞きます。子どもは話せなくても物を指差したり手に持ったりします。
第3段階{物と名前が一致していて、発語できる}
第2段階を続けて、答えられるようになってきたら第3段階へ移行します。
答えられなかった場合はまた前の段階から始めます。
1歳になる息子は、動物の図鑑やトーマスの本を見るのが大好きで、名前を伝えながら見ています。
公園に言った時は、「鳩」「砂」「葉っぱ」など息子が見ているものや触れている物の名前を伝えています。
話し出すのが楽しみです٩(๑´3`๑)۶
⑤まとめ
子どもの語彙は親の日常的な会話の中で獲得していくので、大人は美しく、正しい言葉を使うように気をつけたいですね。
語彙力がある、つまりたくさんの語彙を知っていて、それを使いこなせていると言うことは、思考もより深くなります。
0歳から3歳のこの無意識的記憶の時期にたくさん語りかけて上げたいです。