【子どもの意欲を引き出す方法】まずは環境を整えよう 親として子どもにできることは何か

私は1歳と3歳の子育て中です。
子どもが産まれてから、一生懸命子育てしてきました。

でも「これでいいのかな」「こんな時どうしたら良いのかな」と成長とともに悩みはあふれてきます。


それでも結局は、子どもが楽しく元気に過ごしている姿が子どもにとっても私たちにとっても1番大切ですよね。


どうしたらそんな風に過ごしてもらえるか。
いくつか方法はありますが、まず始めに大切なのは

「環境を整える」

ということです。

どういう事?と思われますよね。
それではくわしくお話しします\(^o^)/

①成長にあった環境を準備しよう
②まずは子どもを観察しよう
③年齢別で環境を整える
④まとめ

①成長にあった環境を準備しよう

子どもを育てるということは、大人の価値観で一方的に教え込もうとする事ではありません。

子どもの興味や発達段階を正しく理解することから始まります。

なぜなら、子どもは、自分自身を成長させる力を持っているからです。

でも、自分自身を成長させるために必要な道具がなかったり、道具があっても使い方がわからなかったりすると、その力を存分に発揮させることはできません。


その子に合った環境を整えることで、子どもが自ら進んで遊んだり、興味を持ったりできるのです。

子どもは、自分で選んだ行動や遊びに満足いくまで繰り返し取り組むことで、その能力を獲得していきます。

②まずは子どもを観察しよう

子どもの興味や発達段階を正しく理解するには、まず子どもが何に興味を持っているのか知ることが大切です。

でも、観察って実際やってみてもすごく難しいんですよね。

そこで子どもを観察するときの3つのポイントをまとめました。

☆先入観や思い込みをなくす

☆子どもが何をやりたいと思っているのか観察する


☆やりたいと思っているのにできない原因は何か観察する

☆先入観や思い込みをなくす
大人は子どもに対して先入観を持っています。
子どもがしていることに対して、悪いことをしている、いたずらをしている、と思い込んでいます。

たとえば子どもがティッシュをたくさん箱から引っ張り出している時に「何やってんの! ダメじゃない」と叱って取り上げてしまいます。

「悪いこと」「いたずら」という思い込みをなくしてみましょう
くわしくは【運動の敏感期 1〜2歳】をどうぞ。

☆子どもが何をやりたいと思っているのか観察する
子どもは「食器を机にガンガンと叩く」床に落ちている小さいものをつまんで食べる」などいろいろなことをしますよね。

それをいたずらととらえず、なぜそれをするのか、何をしたいのかに注目してみてください

「物がぶつかる音を聞いているのかな」「手指を動かしたいのかな」といった感じで、見えてきます。

☆やりたいと思っているのにできない原因は何か観察する
子どもがやりたくてもできないと大泣きしたり、癇癪を起こしたりします。

たとえば服を着るときに、どこのどの部分ができないのか見てみましょう。

ズボンが上げられない、足がでないなど・・・子どもが履きやすいものか、引っ張る力がたりないのかなど原因を観察してみましょう。

③年齢別で環境を整える

子どもの状態が把握できたら、子どもが「今したいこと」を思う存分できる環境を整えましょう。

子どもの興味に合ったおもちゃや道具を、子どもが見えるところ手に届くところに用意してあげます。

☆0〜3歳の子どもの成長に合わせた環境づくりの目安☆

・粗大運動
⇒歩く、階段の昇り降り等の全身を用いた大きな動きを促す環境作り。

・微細運動
⇒手、指を使った運動をさします。握る、落とす、たたくなどの動きを促す環境作り。

・日常生活の練習
⇒粗大運動と微細運動が合わさったもの。環境への適応を促す。着替えや植物や動物のお世話など。

・言語
⇒ことばの量や質は環境に左右される。くわしくは【言語の敏感期 0〜1歳】をどうぞ。

感覚
⇒いろいろなものに触れ五感を刺激することを促す環境作り。

・音楽美術
⇒楽を聴くこと、楽器を鳴らすこと、歌うこと、踊ることなどを促す環境作り。

☆3〜6歳の子どもの成長に合わせた環境づくりの目安☆

  • 日常生活の練習
    ⇒はさみで切る、コップに水を注ぐ、ボタンをかける、室内を掃く、洗濯をするなど、自分のことが自分でできるように促す。
  • 感覚
    ⇒「ものを観察する能力」と「ものを考える方法」を身につけることを促す。
    くわしくは【感覚の敏感期 3〜6歳】をどうぞ。
  • 言語
    ⇒文字に興味をもった時期に文字を書いたりすることを促す。
    くわしくは【言語の敏感期 3歳〜】をどうぞ。
  • 算数
    ⇒「数を数えたい」「数字を読みたい」気持ちは数字の敏感期のあらわれ。この時に数字に触れさせるとスムーズに吸収する。
  • 礼儀・文化教育
    ⇒ことば」と「数」以外の子どもの興味を対象とした幅広い分野をさす。歴史・地理・植物などに関して知りたい気持ちに応え興味を促す。
     礼儀は大人をみて、子どもは学んでいくため、大人がお手本を見せる。

④まとめ

環境を整えれば自分から、「やりたい」と思うことをやってみようと思えます。

それにはまずは子どもを観察することから始めてみてはいかがでしょうか。

親が子どもに何をさせたいかではなく、子どもが何をしたいのかです。


子どものブームを知り、環境を整えることで子どもの意欲引き出します。

おもちゃも、子どもの興味がなくなったものは片付けて、興味があるものを用意すると集中して遊んでくれます。

今、こんなことができるんだとか、これが好きなんだとか。
子どもの成長が楽しみになりますよ。